☆健康の定義について

皆様、こんにちは。

前回までは、お口の役割についてブログを書いてきましたが、今回からは「健康」そのものについて説明をさせて頂きます。

人類の歴史を振り返ると、人類は様々な難病との戦いでもありました。

天然痘やコレラ、ペストなどの人類を苦しめてきた伝染病の多くは予防が可能になりましたし、昔は人生５０年と言われていましたが、今では、一部の国や地域の人々を除けば、平均寿命が比較的に伸びてきました。この先の世界もどんどんと健康について意識、技術の向上がなされて、健康寿命が伸びていくと思います。

そこで、今回は「健康」についてのWHO（世界保健機関）の定義を紹介させて頂きます。（参考：厚生労働省、日本とWHO）

『健康とは単に病気や虚弱ではないという事ではなく、肉体的、精神的、そして社会的に完全な状態をいう』

『到達しうる健康の最高水準を享受する事は人種、宗教、政治的信条、経済的、社会的状態にかかわらず全ての人類の基本的権利のひとつである』

『政府は適切な健康政策、社会方策を提供することによってのみ国民を満足させられるという責任を有する』

この様にWHOの健康の定義は極めて理想的な健康目標を掲げ、国の責任のみならず、各個人に向けても努力する様に呼び掛けています。

また、このWHOの健康の定義を受けて、日本国憲法では第２５条でこの精神を次のように明記しています。

『憲法第２５条（生存権および国民生活の社会的進歩向上に努める国の義務）

全ての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、全ての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない』

日本における、全ての保険、医療、福祉に関する施策は憲法第２５条の基本理念のもとに実地されているのです。

本日のブログは以上です。

ご一読、ありがとうございました。

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